(2015年2月議会 花木則彰議員の代表質疑)
◯花木則彰議員 第68号議案 障害児就学指導委員会条例の一部改正は、特別の支援が必要とされる児童が、対象の拡大もあって増えており、その対応のために委員を50名から60名に増やす内容です。当然のことと思います。
そういう状況ですから、特別の支援を必要とする子どもたちの学びの場をつくることも当然考えなければなりません。各学校での特別支援教育の充実はもちろん、特別支援学校の新設、とりわけ市南部への設置が求められます。市が「県に責任がある」と言い逃れ、子どもたちの学習条件整備を行おうとしないことは到底容認できません。そこで提案ですが、市立病院跡地に市立の特別支援学校を建設してはいかがでしょうか。ここは、文教地区でもあり、交通の便からも最適ともいえる立地です。若林区、太白区の児童が通う、狭隘化が特にひどい名取特別支援学校の問題解消に資することは確実です。ぜひ、特別支援学校用地として確保し、建設を急ぐべきだと考えますが、いかがでしょうか。
◯教育長 市立特別支援学校の建設についてでございます。
これまでも議会でご答弁申し上げてきましたとおり、本市として特別支援学校を新設する計画は考えておらないところでございます。
昨年12月に出されました「宮城県特別支援教育将来構想審議会答申」では、狭隘化対策として、特別支援学校の新設、県有財産や廃校となった小・中・高等学校の校舎や余裕教室を活用した分校の設置等が提起されております。
本市といたしましても、県と十分協議しながら、可能なものについては、協力してまいりたいと存じます。