(2014年3月議会 予算審査特別委員会 庄司あかり議員の質問)
◯庄司あかり委員 仙台市域でも雇用の7割を占めている、中小企業で働く人の所得を引き上げることは、そう単純ではありません。中小企業への支援策の考えを抜本的に転換することが求められます。大企業誘致や観光客がふえれば地域が潤うという外需頼みではなく、域内循環をどうつくるか、これが大切になってきます。 市が行う事業で地域活性化にどう寄与するかという点で参考にすべきなのが、群馬県高崎市で行っている、まちなか商店リフォーム助成です。商業の活性化を目的に、商売を営んでいる人、これから営業を始めようという人を対象に、店舗などの改装、備品購入に2分の1、上限100万円を補助します。市内の施工業者や販売業者を利用することが条件になっています。制度の申請は730件を超えて、申請金額は4億円を突破しているということで、経済波及効果も大きいと好評です。店をきれいにして、次の世代に胸を張って継がせようと背中を押してくれる制度でもあります。 仙台でも、被災して修繕に踏み出せずにいる店舗も多く残されています。検討すべきですけれども、いかがでしょうか。
◯地域産業支援課長 事業者の店舗改装等につきましては、小規模事業者向けの低利な融資や、設備の省エネ化等に対応した新たな融資などを制度化しているところでございまして、助成制度までは考えておりませんが、店舗のリニューアル等に対応した経営基盤の強化に向け、中小企業支援センターによるきめ細かな経営支援に努めてまいる考えでございます。