(2014年9月議会 嵯峨サダ子議員の代表質疑)
◯嵯峨サダ子議員 地下鉄東西線開業に伴うバス路線再編案が示されて以降、市内各所でバスの廃止、縮小計画に反対する運動が広がっています。現在、二十九団体から要望書が市に届けられています。町内会、老人クラブ、商店街、寺院、高校、大学、地域団体等からの要望です。どの団体も共通しているのは、既存路線の存続と便数の確保です。これだけ多くの要望が出されたのはかつてないことです。それだけ市民にとって切実な問題なのです。 バスは市民の日常生活を支える上で欠かせないものです。学校や病院、通勤等になくてはならない基礎的インフラです。その根底を奪うバスの路線再編はやめるべきです。路線再編するのであれば、新市立病院に行く路線の延長や新設、区役所に行きやすい路線設定、交通不便地域へのバスの運行等々、市民に喜ばれるバス編成にすべきです。 バス路線の再編は住民合意が原則です。これまでの市の再編案は撤回し、市民から出された意見を真摯に受けとめ、反映させるべきです。いかがでしょうか、伺います。
◯都市整備局長 バス路線再編についてでございます。 本市では、地下鉄とバスが有機的に結節する、公共交通を中心とした利便性の高い交通体系の構築によりまして、持続可能なまちづくりを進めているところでございまして、この取り組みの一環として、このたびバス路線の再編を行うものでございます。 再編案に対してこれまでに頂戴いたしました、さまざまな御意見につきましては、現在、路線ごとにバス事業者とともに検討を進めているところでございますが、改めて市民の皆様に再編内容をお示しし、御理解いただけるよう丁寧な説明に努めてまいる所存でございます。