(2019年9月27日 ふるくぼ和子議員の代表質疑から)
今議会には、仙台市の鶴ヶ谷保育所と吉成保育所を廃止する第98号議案 仙台市児童福祉施設条例の一部を改正する条例が提案されています。
この間廃止民営化された将監西パリス保育園では、5月に行われた保護者説明会で、昨年度中に前園長、前主任の同時退職を入れて21名もの職員が退職していたことが新たに報告されました。保護者からは、「保育士不足はどこも同じだと思うが、なぜ本園だけで大量退職者かが出るのか」と、厳しい質問が出されていました。「情報共有、意思疎通がうまくいかなかった」「「職員と共感し合えるような努力が不足していた」などの回答でしたが、ほかの法人でできていることができていないこと自体が大変な問題です。一定数補充がされたこの段階でも、90人の定員に対し、70名しか受け入れられない状況です。民間に移行すれば定員数が増えるとしていた理屈はもはや完全に破たんしています。
どんなことになろうが、任せるしかないという無責任な市の対応がこうした状況を作り出しています。そしてその犠牲になるのは子どもと保護者です。
民営化方針は中止し、市立保育所の老朽施設に対する建て替え・改修を急いで進めるべきです。伺います。
- 公立保育所の役割は大きい
- 2019年11月1日幼保無償化に伴い、保育所副食費の無償化を