(2014年12月議会 高見のり子議員の代表質疑)
◯高見のり子議員 来年四月から始まる子ども・子育て支援新制度に対応する支給認定申請と保育所の入所申し込みが始まっています。区役所で状況を伺うと、十二月九日までの受け付け期間なのに出足が悪いとのことでした。例年より一カ月、申込時期が早まっています。必要な方に周知されているのか心配です。 認可保育所に入れないのが待機児童なのに、子ども・子育て支援新制度は認可保育所以外のさまざまな受け皿をつくるというもので、待機児童解消につながりません。市は、子育て世代を応援するというのであれば、不足する認可保育所の増設をしなければなりません。 市は、先日、四十七カ所の公立保育所のうち二十二カ所の保育所は、地域拠点保育所として残すと発表しました。これは、事実上、その他の公立保育所を廃止するという計画になっています。公立保育所を廃止する必要はありません。補正予算には民間保育所への支援がわずかに入っていますが、ささやかなものです。老朽化した公立保育所の建てかえ予算を計上すべきです。いかがでしょうか、伺います。
◯子供未来局長 子ども・子育て支援新制度に関する二点の御質問にお答えをいたします。 初めに、公立保育所の建てかえに関するお尋ねでございます。 新制度では、保育の量的拡充、確保を図るため、従来整備が難しかった場所や比較的小規模でも保育の受け皿整備が推進されるよう、新たに小規模保育や家庭的保育、事業所内保育などさまざまな施設を公的支援の対象として位置づけ、待機児童の早期解消を目指すこととされております。本市におきましても、新制度の目的を踏まえ、認可保育所の整備に加え、認定こども園や小規模保育などさまざまな保育基盤の整備を推進してまいりたいと考えております。 老朽化した木造の公立保育所につきましては、児童が安全で快適に過ごせるよう早期の建てかえが必要でございます。限られた財源を有効に活用し、子育て支援施策を拡充していくためにも、今後とも民設民営による建てかえを基本として、計画的に推進してまいりたいと考えております。