(2019年9月27日 ふるくぼ和子議員の代表質疑から)
高齢者が元気で地域で暮らせる社会は豊かな社会の証明です。その大きな役割を果たしているのが敬老乗車証制度です。
もともと「敬老の精神」で無料のフリーパスだった制度が一部自己負担となり、一割負担の制度へと後退させられてきました。
現在の制度上の大きな問題点は、年間12万円の上限を強いていることです。住んでいる場所や通院や買い物の場所、趣味やサークルによっても必要な移動にかかる費用は一人一人様々です。たとえば泉区の西部地域からバスと地下鉄で仙台駅周辺までかかる費用は往復で2000円近くになります。
「超えた分は自己負担で」とか「公平な補助」と言いますが、住んでいる場所によって矛盾が作り出されているのですから、生活の状況に応じた敬老乗車証制度へと改善すべきです。高齢者の尊厳を守るためにも上限を撤廃することを求めます。いかがでしょうか、伺います。