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学校給食費は値上げではなく、無償化に踏み切ること

(2019年第4回定例会 高見のり子議員の代表質疑から)
高見のり子議員 アンケートでも「子ども子育て支援」への要望が大きいのに、仙台市は充実どころか後退と言わざるを得ない給食費の値上げを提案しようとしています。
仙台市学校給食運営審議会は、市立小中学校の給食費を2020年度から小学校は1食につき45円、中学校は同じく55円引き上げる答申をだしました。これまで宮城・秋保地区は他地区の学校と比べて違いがあったものを同一にするとしており、引き上げ額がその分上乗せされ、給食費単価が統一されることになります。
その結果小学校では245円だったものが290円、中学校が290円だったものが345円となります。値上げ幅は1989年の政令市移行以来、過去最大規模となります。
他政令市比較では小学校が第15位だったものが第2位、中学校は第16位から第3位と一気に上位となります。年間にすると小学校で8055円、中学校で9460円もの値上げです。宮城・秋保地区では小学校が9129円、中学校では10320円にもなります。学齢期の子どもが沢山いる家庭の負担はいかばかりでしょうか。想像するに余りあります。
市はこれまでひとり一人の子どもと保護者に給食費のあり方について聞いてきませんでした。
保護者の意見を聞くべきであり、市長の判断で値上げは保留すべきです。いかがでしょうか。伺います。

私たちはこれまでも学校給食の無償化を求めてきました。学校給食は教育の一環であり、すこやかな成長を保障するための子どもの権利です。だからこそ全国的に無償化や一部助成をする自治体が広がっているのです。県内でも名取市が給食費の無償化を始めるとしています。市は給食の無償化にこそ舵をきるべきです。いかがですか。

幼児教育・保育の無償化によってそれまで自治体が独自に負担していた部分に国・都道府県の負担が入ることで、それまでかかっていた市町村の財政負担が軽くなることになります。市の場合その金額は29億円と試算されています。
国はこうした予算も使って子育て支援の充実に活用するよう方針を示しています。この財源を使えば保育所・幼稚園の副食費の補助はもちろん、子ども医療費助成制度の拡充、認可保育所の増設や保育士の処遇改善の拡大など子育て支援のあらゆる施策を前にすすめることができます。いかがでしょうか。 
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