日本共産党 仙台市議団ウェブサイト

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吉田ごう
吉田ごう
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高村直也
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花木則彰
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すげの直子
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2023.9.20 第3回定例会 代表質疑 (ふるくぼ和子)

◯ふるくぼ和子議員  ふるくぼ和子です。日本共産党仙台市議団を代表し、提案されている諸議案並びに市政の重要課題に対して質疑を行います。(中略)
 高齢者の皆さんが安心して暮らし続けられることは、豊かなまちの表れです。
 現在、市役所経営プランにより敬老乗車証の在り方検討が進められています。しかし、検討の方向性が、市の財政負担の在り方という視点ではなく、高齢者一人一人の尊厳が守られることが大前提となることは言うまでもありません。
 敬老乗車証制度は、通院や買物、趣味やサークル活動に安心して外出することができ、心身の健康を維持するという大事な役割を担っています。ひいては医療や介護の費用を抑制することにつながり、また、地域経済の活性化にも寄与するとして、一石三鳥の制度です。
 市が敬老乗車証の市民意識アンケートを行いましたが、注目すべきは、若年層の六七・九%が将来利用したいと回答し、敬老乗車証の負担割合、利用上限額、対象年齢のいずれの項目でも、高齢層より若年層のほうが拡充すべきと答えた割合が高いことです。若年層からは免許返納に関連する意見も多く、こうした結果を踏まえ、敬老乗車証が現在発揮している効果をきちんと評価しているなら、利用上限をなくすことやチャージの場所を拡大すること、民間交通事業者はもちろん、地域のコミュニティバスやタクシーにも使える制度に拡充することこそが求められています。いかがお考えでしょうか、御所見を伺います。

◯健康福祉局長  健康福祉局に係る数点の御質問にお答えを申し上げます。(中略)
次に、敬老乗車証制度の拡充についてのお尋ねでございます。
 敬老乗車証制度はこれまで多くの方々に利用されており、市民意識アンケートの結果を踏まえましても、将来にわたり御利用いただけるよう運用していくことが何よりも重要であると認識をしております。
 現在、敬老乗車証の在り方について御議論いただいている社会福祉審議会老人福祉専門分科会にアンケート結果や事業費推計をお示ししながら、利便性向上策や見直しの必要性などについて幅広に御意見を交わしていただいているところでございます。
 敬老乗車証事業費については、コロナ禍からの回復や高齢化の進展により、さらなる増加が見込まれていることに加え、介護事業費の拡大などにより、高齢者施策全般に係る事業費も確実に増加する見通しでございます。
 こうした中、敬老乗車証制度の持続性を確保するための見直しが急務であると考えており、利便性向上の視点も持ち合わせつつ、速やかに具体案の取りまとめを進めてまいります。

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