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2023.1.20 健康福祉協議会 (庄司あかり)

◯庄司あかり委員  私からも、敬老乗車証市民意識アンケートの結果について伺います。
 まず、今回の調査では、これまでになくと言っていいんでしょうか、高齢層向けアンケートに加えて若年層向けのアンケートも取られたということで、まず、この狙いについて伺います。

◯高齢企画課長  まず、高齢層へのアンケートにつきましては、制度の在り方検討を進めるに当たり、制度を現在利用している方はもとより、制度を利用していない方ですとか、将来利用することとなる方も含めて、新型コロナウイルス感染症による利用控えをはじめとする利用実態や利用者の負担に対する意識など、幅広く把握することを目的として実施したところでございます。
 それから、若年層のアンケートにつきましては、制度を将来利用することとなる方、あるいは制度を支えていただいている側として、制度に対してどのような認識を持っているのか、それを把握する目的で実施しているところでございます。

◯庄司あかり委員  そういう狙いで行われたということで、若年層の方がどういうふうに受け止めていらっしゃるのか、確かに聞いてみないと分からない部分でもありますので、重要だなと思っております。
 高齢層の回収率69%というのに対して、残念ながらというか、若年層は27.8%なわけですね。これからそのアンケート結果について議論するに当たり、統計上の信頼性については確保されるのかを伺いたいと思います。

◯高齢企画課長  若年層アンケートの実施に当たりましては、統計学的な信頼が得られるサンプル数として385件以上の回答が得られるよう、他の統計調査を参考に設定した想定回答率から発送数を逆算し、2,500通を発送したところでございます。回答の結果といたしましては695件でございましたことから、統計上の信頼性といったところにつきましては、一定確保されていると認識しているところでございます。

◯庄司あかり委員  若年層のほうも必要なサンプル数は確保されているということですので、ではアンケートの結果について深めていってよいのかなと思っております。
 まず、高齢層のアンケート結果ですけれども、以前の本委員会で、私も利用実態が見えてくるような内容にしてほしいですとか、コロナの影響もつかめるようなものにということで要望させていただきましたので、アンケートの聞き方を工夫していただいたんだなと感じています。
 敬老乗車証の移動目的というところでは、やはりというべきか、買物、通院という順で、その後、趣味、娯楽、交流というふうに、やはり日常生活に欠かせない制度になっているんだということもよく分かります。敬老乗車証で公共交通機関を利用することは、敬老乗車証を利用せずに公共交通機関を利用した場合に比べ、健康に役立っていると思いますかという問いには、とても役立っている、役立っているを合わせて84.1%ですので、先ほど来あります健康寿命の延伸に大変寄与している施策ですし、本当に利用者からの評価が高い、すぐれた施策なんだなということもよく分かります。
 また、敬老乗車証を使って出かけた時に、1回あたりどのくらいお金を使っていますかという問いでは、多い順に五、六千円、次いで三、四千円と1,000円未満が同数、その次は1万から1万5000円未満となっているんですね。単なる交通手段ではなく、そしてこれは病院とかの治療費ではなくて飲食とかお買物と規定もされていますので、出かけた先での消費喚起、経済効果というのが非常に現れているんだなと読み取りました。
 これは、ただ、コロナ前の利用状況でこの経済効果の部分は聞いていますので、コロナの影響についての問いではやはり利用が激減しているという実態が表れていて、そうだろうなと思っています。この状況の回復こそ、今必要なんじゃないかなと思います。
 制度の改善が必要な点として、チャージ場所の増設ですとか利用できる交通機関、先ほどもありましたJRや市バスと宮交以外の路線バス、あとは地域交通などでも利用できるようにしてほしいという回答が寄せられていまして、これも私も市民の皆さんからお聞きしている要望と合致しているなと感じました。
 この高齢層のアンケート結果について、全体として御当局の受け止めはどのようになっているのか、伺います。

◯高齢企画課長  高齢層のアンケート結果においては、日々の買物や通院を目的として利用されている方が多く、これらの利用を通じた効果として外出促進や健康増進が期待できる旨の回答が多く寄せられたところでございます。
 また、チャージ場所の増設をはじめとする制度の利便性向上に向けた御意見や、新型コロナウイルス感染症の収束後には感染拡大前と同程度に利用したいなど、制度を現状以上に利用したいという意向もうかがえる御回答となっているところでございます。
 こうしたことから、高齢者の社会参加を助長することで福祉の増進を図るという、この制度の趣旨に沿って利用されていることを今回再認識したところでございます。

◯庄司あかり委員  先ほど鈴木委員からもありましたけれども、利用されている方から高い評価を受けているということを本当に再認識できる結果だと思います。
 若年層向けのアンケートの結果、こちらは私も新鮮な気持ちで受け止めました。敬老乗車証制度の認知度が62.7%、これは思った以上に高いのではないかなと思いますし、将来利用したいという割合は67.9%に上っていて、これは60歳から69歳の将来交付を受けたいという、もう目の前で将来交付を受けたいとおっしゃっている64.4%よりも何なら若年層のほうが高いということで、大変驚きました。
 敬老乗車証の効果についても、外出を促す効果ですとか、健康増進、介護予防を促す効果などが高く評価をされています。
 高齢層の結果と比較すべき点としては、利用者負担割合、上限額について、今より重くても良いの割合が高いということが先ほどもありましたけれども、その一方で、負担割合、年間上限額、対象年齢について、今より軽い方が良いという割合が高齢層の回答よりも高いという結果になっています。なぜこういう結果になっているのかなと考えてみると、自由記述で若年層の皆さんの御意見が見えてくるなと思ったんですけれども、目立っている自由記述としては、高齢者の自動車運転による事故への危機感というのが幾つも出されていて、免許の返納条件に敬老乗車証にもっとインセンティブをつけるべきだということですとか、高齢者による運転事故防止と免許返納促進のためにデマンド交通やタクシー等への拡充を進めてほしいなどの意見が出されているのが特徴だと思います。
 事前に課長ともお話しして、親世代などの心配もしているんでしょうかねという話もありましたけれども、そういうところが非常に印象に残りました。もちろん世代間の不公平感についての記述もあるんですけれども、全体としては若年層も敬老乗車証の効果を認めて制度の継続を望み、将来は利用したいという意向が示されたものと考えますけれども、御当局の御認識としてはいかがでしょうか。

◯高齢企画課長  若年層アンケートの結果においては、敬老乗車証の外出促進をはじめとする様々な効果について肯定的な回答が多かったほか、今後制度を利用したい旨の回答が多く寄せられたところでございます。
 こうした回答から、制度の対象ではない若年層においても、趣旨に沿った制度運用を期待されているものと改めて認識したところでございます。

◯庄司あかり委員  やっぱり若年層の皆さんが望んでいらっしゃることをこのアンケートでつかめたのは大きいなと思います。今回の調査では、敬老乗車証が果たす高齢者の外出促進、健康増進などの役割が大きいという認識ですとか、将来にも制度を利用したいという意向、これは高齢層、若年層を合わせて示されたということで画期的なものだと考えます。
 さらに、負担割合、年間上限額、対象年齢についても、高齢層も若年層も合わせて、現在の負担等が適切というのが一番多くなっています。その一方で、現在の敬老乗車証の利用状況というのは、コロナの影響で打撃も受けていますので、回復が待たれるということもよく理解できました。
 今後、事業費が増えるということで、このアンケートのスタートにもなっていますけれども、その事業費が増えるというのも、本委員会でも議論しましたけれども、コロナの影響ですとか、今後の交通体系の変化などについては考慮しないという推計に基づくものですので、やはりアンケートでも聞いているように、コロナの感染収束後は利用が回復するという見込みであるのであれば、今、制度の見直しをしていくというよりも、収束に全力を挙げ、その後、本当に回復していくのか、事業費はどうなるのか、そういう傾向を把握することもまずは大事なのではないかなと思います。
 今後、社会福祉審議会の老人福祉専門分科会に報告をされ、制度の在り方を議論するということですけれども、どのように報告をなさるおつもりで、今後の進め方についてはどのようにお考えなのか、伺います。

◯高齢企画課長  本日御報告した内容と同じ内容のものを社会福祉審議会老人福祉専門分科会に御報告する予定としておりまして、その際には、まずは制度の沿革や現状などの基本的な情報について御説明をしていく予定となってございます。今後につきましては、本日のアンケート結果の分析も含めて、時間をかけて丁寧に検討を進めてまいりたいと存じます。

◯庄司あかり委員  市役所経営プランに入ったからって見直しを必ずしなければいけないというものではないと思いますし、先ほど鈴木委員からも見直しありきではいけないんだというお話があって、ごもっともだなと思っています。
 アンケート結果でも、チャージ場所の増設ですとか、改善の要望も出されていますし、今回のアンケートではちょっとつかみ切れなかった、住む場所によってすぐに上限に達してしまうですとか、地域格差の課題もあると思います。
 やはり充実こそ必要だということを指摘して、質問を終わります。

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